今日はCRFフェイス(3Dセルリフト)+マイクロCRF(余った脂肪はFATBANK)、そしてVASER脂肪吸引の手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。
本日は先日、形成外科学会総会で発表したFatBank、SRFフェイスの一部を紹介します。
学会発表の内容は、脂肪注入(または脂肪吸引)後、余った脂肪をFatBank(-196℃)で凍結して、長期的に保存。凍結することで若返りや他の場所への注入が何度でも可能、という内容です。
ではその学会のスライドの一部を紹介します。
下は組織増。簡単にいうと、このFatBankで保存した脂肪は使えるということです。
実例、顔の場合の一例
保存脂肪を他の場所に使った例(残った脂肪で手の若返り)
学会発表の結論は
1、-196℃で凍結保存した脂肪の複数回使用にて合併症はなかった。
よってこの方法は、安全に複数回の治療が可能だと考えたれた。
2、脂肪を凍結することで、1回の脂肪採取で複数回の治療が行えることになる。
このことは①脂肪採取に関わる患者へのストレスの軽減 ②余った脂肪の再利用
といった点でメリットになると考えられた。
3、凍結解凍という過程は、脂肪幹細胞の濃縮法の一つだと考えられた。
というものです。
せっかく採取した脂肪。捨てるのはもったいないですよね。
今日も手術をなさって下さった方々、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。