豊胸前のエコー検査の大切さ

今日は2回目のコンデンスリッチ豊胸、そしてマイクロCRF注入(他院の修正)手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。

今日は以前当院でバッグ取出しと同時のコンデンスリッチ豊胸をした方の2回目の豊胸でした。このような場合、以前バッグが入っていたスペースがどうなっているかの情報はとても大切です。今回の場合、抜去を当院で行っていますので、以前のバッグが大胸筋に入っていたことは分かっていましたが、初回の(バッグ抜去と同時の)コンデンスリッチ豊胸の術後の状態も知りたかったため、いつもの様に術前エコーを行いました。乳腺は問題なく、バッグの入っていたスペースは虚脱(ぺちゃんこ)、スペース内に液体などの貯留はなし、つまり初回コンデンスリッチファット(CRF)の定着は良好というエコー所見でした。

よって、本日の2回目のコンデンスリッチ豊胸で脂肪を注入する層は、皮下、乳腺周囲、乳腺下、大胸筋内のみで、抜去後のスペースが残っている可能性もある大胸筋下にはカニューレを入れてみて、スペースが完全に閉鎖されていた場合のみ注入(スペース内に脂肪注入するとしころや脂肪壊死の原因になるため)という計画を立てました。

実際の手術でのコンデンスリッチ豊胸の注入層は、大胸筋下のスペースは閉鎖していなかったため(カニューレの感覚で確認)、皮下、乳腺周囲、乳腺下、大胸筋内に分散注入となりました。

また今日は、外来へ他院のコンデンスリッチ豊胸後の方が来院されました。エコーで検査したところ、多数のシスト(オイルシスト:しこり)を認めました。そのうち、やや大きめのしこりは完全なシストでなく半充実性、さらにしこり周辺に血流が豊富だったので念のため乳がん検診の精査が必要と考え、当院が提携している乳がん検診専門クリニックに紹介しました。

ご存知の様に、脂肪注入で問題になるのは①脂肪吸引部の失敗②しこりのトラブルです。

いくら質が良い脂肪(たとえばCRF)を注入しても、その注入法に問題があれば大きなしこりが出来てしまいます。(時に検診で乳がんと間違えられます)

また、脂肪注入しても乳がんのリスクは高くも低くもなりません、つまり同じです。

よって、上手に脂肪を注入すること、また術前にスクリーニングとして乳腺のエコーを撮ることは、手術をお受けになる方の安全のためにも必須ではないかと思います。

ちなみに、当院の千葉ドクターは乳腺外科の専門医ですので、我々にとってもとても心強い味方です。彼は、今年の日本美容外科学会誌9月号に“脂肪注入による豊胸に対する超音波検査(エコー)の有用性”と題する原著を著していいます。同じグループでこういったドクターがいると、安心できます。

今日も手術なさってくださった方、そして手術に携わってくださったスタッフに感謝です。

 

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