硬い組織にも適したベイザーリポの原理

今日はベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)の手術2件でした。手術は問題無く終わっています。お疲れ様でした。

今日は背中や二の腕周り、二の腕の付け根など硬い組織(結合組織を多く含む部分)の脂肪吸引でした。そこで今日はベイザーリポのメリットに関して簡単に説明します。

従来の超音波の目的は脂肪細胞を破砕し乳化させ、吸引を容易とすることでした。しかし、長時間の超音波照射や皮膚に近い脂肪に対して、(少なくとも弛まない為の技術であるスーパーフィッシャルリポサクション¹⁻²(superficial liposuction)を行うには)エネルギーが強すぎたのは事実でした。

その後、Jewellらは第3世代の超音波、つまり、低いエネルギーで高い効果が得られる細いプローベ(vibration amplification of sound energy at resonance: VASER)にての臨床応用を初めて発表しました。

この特徴を生かしスーパーフィッシャルリポサクションに応用する事でより安全に皮膚の収縮を容易にし、より進化した脂肪吸引・・・多くの脂肪を弛みなく除去・・・を実現できるようになったのです。(ただ、昨日のブログにも記載しましたが、取りすぎて肌にダメージを起こしては何にもなりません。)

そもそも何で脂肪が軟らかくなるの?という事ですが、VASERのチタン製プローベから出される超音波はとても高いHz(周波数)で36000Hzです。これは全世代の低い周波数(2万程度)より熱を発しにくい事が特徴です。またこの高い周波数が体内(脂肪組織+チュメセント麻酔液)にマイクロバブルを発生させ(キャビテーション効果)脂肪と脂肪の結合を弱くします。(脂肪細胞を壊さず、結合を弱くするため脂肪注入にも使えるのも特徴です)

ベイザー脂肪吸引 研究 資料 ブログベイザー脂肪吸引 脂肪細胞 資料 画像

(オンコプラスティック学会/セミナースライドより抜粋)

よって、脂肪がバラバラになるため、結合組織が硬くとも、脂肪が優しく、多く、安全に、取れるのです。

なお、今日は上腕のベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)を希望され、肩近くの硬い結合組織に富んだ場所の吸引をなさった方のモニター動画もどうぞご覧下さい。優しく、しっかり取れています。

今日も手術してくださった方、そして手術に携わってくれたスタッフに感謝です。

 

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