高度石灰化のバッグ抜去と同時の脂肪注入:パート1

今日はCRF豊胸、そしてベイザーリポの手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。

今日から3回にわたって、高度に石灰化したシリコンバッグを除去+同時のCRF注入の動画シリーズです。

今日はそのパート1です。

この患者様は49歳の女性で、約20年前にシリコンバッグを挿入なさったそうです。

動画でもわかるように。痩せた体にボールがくっついているような、典型的な高度石灰化を伴ったカプセル拘縮した方です。

こういった場合はアプローチを変える場合があります。当院の場合、ほとんどが患者さんが希望なさる脇の下(つまり前と同じ傷)からの取出しです。ただし、この動画の患者さんの場合、昔の傷は乳房下縁、また、現在の状態が高度石灰化で、脇からでは石灰化した部分を充分に取れないかもというお話しをしたところ、前と同じ傷を使って、硬い石灰化も取り除きたいという希望でした。

そこでその方と一緒に計画を練りました。彼女が言うには、この硬いシリコンも嫌だし、石灰化したカプセル(被膜)も嫌だと。ただ、エコーで見る限り、皮膚からカプセル(被膜)までの距離は4ミリ以下です。私たちの経験上、5ミリ以下は要注意、4ミリ以下はさらに注意を払わないと脂肪注入後の合併症(脂肪壊死など)のリスクが高くなってしまいます。

もし、カプセルをバッグと一緒に取ったら(医学的にはカプセレクトミー)皮膚から新たなスペースまでの距離は3ミリ以下になると考えました。今までの経験上そういった場合、ほとんど注入できません。もちろん、ただ単に注入する事なら誰でも出来ます。ただ必要な事はしこりを作らず、定着する様に注入する事です。

そして、一緒に導き出した答えは、カプセルは残し、カプセル内の石灰化を可能な限り取り除く。そして、皮膚とカプセルまでの、たった数ミリのスペースに万遍なく何層にも脂肪を注入して出来るだけ定着を望むという判断でした。

では動画を見てもらいましょう。

 

 

見て分かるように、カチカチのボールが入っているような胸です。

これを軟らかく自然な胸にするための手術が始まります。

次回に続く・・・・。

今日も手術をなさって下さった方、そして手術に携わってくれたスタッフに感謝です。

 

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