FATBANK(凍結脂肪)の実績、有用性を著した論文が、米国形成外科学会誌に掲載されました。

今日は、SRFフェイス(+糸での引き上げ)、そしてVASER脂肪吸引の手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。

今日はやっと掲載されたFATBANKに関して私が著した論文の紹介です。

米国形成外科学会誌

題目
-196℃で凍結保存した脂肪を使ったSerial Injection治療:瘢痕治療、肥沃化、瘢痕改、若返りなどへの応用

簡単なまとめ:
背景及び目的:脂肪注入の効果は、組織増大効果だけでなく、肌質の改善や、皮膚の肥沃化にも効果がある事が最近明らかにされている。しかし、脂肪注入には脂肪採取が必須である事から、複数回の治療が困難な状態である。そこで我々は、脂肪を凍結保存し、複数回の治療を容易にする試みを行っている。今回我々は凍結保存脂肪使用の安全性と有効性の確認をしたい。

方法:2015年8月から2017年5月の期間中、-196℃で凍結した脂肪を使用した219人の術後経過を追った。当院内で採取した採取脂肪はFB-bag( with transport medium)に梱包し、院外のセルソース社に冷蔵状態で輸送。
セルソース社内CPCでcryoprotective agents 添加後、プログラムフリーザーを用いslow cooling後-196℃で保存した。保存脂肪は必要に応じて急速解凍された後、当院に冷蔵で郵送された脂肪を目的に応じて注入した。術後のフォローアップ期間は凍結脂肪使用後6か月から2年3か月であった。

結果:重篤な合併症は無く、リゴトミー症例の色素沈着が最も多い合併症だった。治療効果も満足いくものであった。

考察:-196℃にて凍結保存した脂肪は安全に使用することができ、複数回の治療に有用な手段だと考えられた。また、今回紹介する脂肪の輸送凍結システムは複数回の脂肪注入が必要とされる乳房再建、瘢痕治療、若返り治療などに応用可能であると考えられた。

下は顔に凍結保存脂肪を使った症例(SRFフェイス)

米国形成外科学会誌

胸の瘢痕や手(ハンドリバイブ)に使用した例

米国形成外科学会誌

脂肪は捨てる時代から、捨てるともったいない時代に変わってきた感じです。

この論文に関わって下さった皆様に感謝です。

今日も手術を受けて下さった方々、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。

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