脂肪幹細胞の濃縮と注入技術

定着の良い、しこりにならない
脂肪注入を求めて
-脂肪幹細胞の濃縮と注入技術-

 

今日はコンデンスリッチ豊胸(ベイザー併用)、そしてベイザーリポ(当院スタッフ)の手術でした。手術は問題無く終わっています。お疲れさまでした。

最近は幹細胞の話で持ち切りですが、今日は脂肪幹細胞の話とコンデンスリッチ豊胸(脂肪幹細胞が豊富に入った脂肪による豊胸)の方の動画を見てもらおうと思います。

まず幹細胞(stem cell)とは、分裂して自分と同じ細胞を作る(Self-renewal)能力(自己複製能)と、別の種類の細胞に分化する能力を持った細胞と定義されています。理由は細胞系譜の幹 (stem) になるからです。
さて、脂肪幹細胞とは何でしょう?
正確に言うと脂肪組織由来幹細胞(adipose-derived stem cells:ADSC)と呼ばれるもので,骨髄間葉系幹細胞と同様の多分化能を持つ細胞です。
では、間葉系幹細胞とは何でしょう?
間葉に由来する体性幹細胞で間葉系に属する細胞への分化能間葉系に属する細胞(骨細胞、心筋細胞、軟骨細胞、腱細胞、脂肪細胞など)になれるという事です。
専門的て???(なんじやそりゃ)かもですね。簡便に言うと、体のあらゆる細胞には分化できないけど脂肪等には分化できるものです。もっと分かりやすく言うと、脂肪の卵みたいな雰囲気でしょうか。

 

コンデンスリッチ豊胸は上記の脂肪幹細胞と元気な脂肪だけを集め、老化細胞や役に立たない壊れた細胞は排除した質の良い脂肪=”コンデンスリッチファット”を用いた豊胸です。当たり前ですが、一般的な脂肪注入法より、定着率も良いですし、不純物が入っていないため、壊死も起こりにくく、しこりにもなりにくいのが特徴です。
ただし、落とし穴があります。それは注入法です。
いくら良い脂肪(例えばコンデンスリッチファット)を使っても、塊(団子状や同じところに入れ過ぎ)で注入すれば、血流(栄養)不足になりますのでしこりや脂肪壊死に陥ってしまいます。

よって、今は米粒の様に入れるかヌードル(麺)状で注入します。最近の研究では理論上、直径2.5mm以上では中心に栄養が行き届かないため、直径2.5㎜以下が推奨されています。例えると、“うどん”の太さではだめで、そうめんの太さが理想ということです。

つまり、しこりにならない為には、そうめんの太さで脂肪が重ならない様に上手に入れていくテクニックが必須になります。なお、以前は乳腺の下等に固まりで入れる事が多かった様ですが(今でもそういった施設は残念ながら多くあるみたいです)私たちは、皮下、乳腺下、大胸筋内、大胸筋下に分散させ、かつ、重ならない様に注入していきます。

そうやって、大きなしこりや、脂肪壊死といった嫌な事(失敗)を減らし(無くし)、定着率を高くする様にしています。

では今日のコンデンスリッチ豊胸の動画をどうぞ

 

いかがでしたか?

動画の中の言葉にもありますが、今出来る最高の脂肪採取(吸引/デザイン)、そして注入法で、手術を受けていただく全員の方に満足できる結果が得られるように全力投球で手術をする様にしています。

今日も手術をなさってくださった方、そして手術に携わってくれたスタッフに感謝です。

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