今日はリゴトミー豊胸の手術、そしてVASER脂肪吸引でした。手術は問題なく終わっています。仕上がりを楽しみにしていてください。
さて今日は脂肪の定着を左右する大事な話をします。
注入脂肪が生き残るには脂肪採取、脂肪注入技術、そしてもう一つ。大きな要素があります。
それはご自身のバストのキャパシティ(容量)です。
私の経験上、特にフラットな胸、乳頭から乳房下縁までが5センチ以下の方は、脂肪を(しこりを作らず)多くの脂肪を注入することは不可能です。よってビブラで皮膚を伸ばしたり、アンダーブーブ糸を併用したりします。
そして、最近私が特に取り入れているのがリゴトミー併用の脂肪豊胸です。
リゴトミーとは繊維質のものを針だけで(つまり傷がつかない)切離する方法を呼びます。
乳房の場合は乳房下縁の強い繊維質(Circum Mammary Ligament)を針で切ることになります。
そうすると乳房下縁の部分にも脂肪が注入できるためキャパシティが増え、形も良くなります。
また、針のみの使用ですから切開も不要ですし、傷もありません。
今日はそのリゴトミー豊胸を受けて下さったモニター様を紹介します。
23歳女性 身長166m 体重48.8㎏ BMI17.6です。
術前:
かなりフラットなバストです。このまま脂肪をたくさん注入するとしこりだらけのバストになり易いです。
![](https://www.theclinictokyo.jp/wp-content/uploads/2024/02/B24638-pre1-1024x683.jpg)
![](https://www.theclinictokyo.jp/wp-content/uploads/2024/02/B24638-pre2-1024x683.jpg)
そして術後です。
![](https://www.theclinictokyo.jp/wp-content/uploads/2024/02/B24638-post1-1024x683.jpg)
![](https://www.theclinictokyo.jp/wp-content/uploads/2024/02/B24638-post2-1024x683.jpg)
術前とは全く違う、下乳がある綺麗なバストに変化していますね。
もちろんリゴトミー手術は解剖学的知識も医師の技術も必要ですが、この方法で
以前は脂肪注入で作れなかった綺麗なバストを作る事が出来る様になりました。
![](https://www.theclinictokyo.jp/wp-content/uploads/2024/02/B24638-1024x682.jpg)
医学の進歩は素晴らしいですね。
今日も手術を受けて下さった方々、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。