バッグ破損の画像、術前診断の大切さ。

こんにちは。今日は福岡院で他院バッグ取り出しと同時のCRF豊胸、そしてベイザーリポの手術でした。

手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。

さて今日の手術の方は他院でバッグ挿入なさっていました。

しかし、バッグ破損が見つかり(急に柔らかくなった)、本日バッグの取り出しと同時のコンデンスリッチ豊胸を行っています。

下が術前のエコー画像です。バッグの内部が明らかに不均一(白:灰色と黒の入り混じり)で、破損が確認です。

なお、バッグは乳腺下挿入されていることもわかりました。ご本人の申告(と思っていた)は大胸筋下でした。

シリコンバッグ コンデンスリッチ豊胸

術中の画像です。右が低く左が高いのがわかると思います。

シリコンバッグ コンデンスリッチ豊胸

(脇から)取り出したバッグの画像です。

シリコンバッグ コンデンスリッチ豊胸

術前の診断通り右は破損していました。左は破らず、そのまま摘出しました。(両側ともコヒーシブシリコン、300ccでした。)

破損していた方も被膜内にシリコンが完全に無くなっているのを確認、十分に洗浄しています。下が取り出し直後です。両側ともフラットな状態です。

シリコンバッグ コンデンスリッチ豊胸

下が術直後です。(脚側からの画像しかありませんでした。ごめんなさい。)

シリコンバッグ コンデンスリッチ豊胸

左右差がなく、実際、両側ともとても柔らかいです。破れていた右は術前と同じ大きさに見えます。

実際の注入量は270ccずつでした。これ以上注入してもしこりになりますし、皮下、乳腺下=被膜下、被膜下=大胸筋内+大胸筋下に分散して万遍なく注入しています。つまり ベストの量を注入しています。

術前に破損の有無、バッグの位置など把握して手術を行うのと、むやみに手術するのでは大きな違いがあります、剥離の仕方など、手技の詳細を言えばきりがないので割愛しますが、外科医にとってはとても大切な情報です。

しっかりと把握して手術したいものです。

ご本人帰り際会った際に、術後の胸を見て触り、シリコンとは違う実際の脂肪の柔らかさ、自然さ。

そして破損した異物が消えた事にも喜んでいらっしゃいました。その喜びようを見ると、私も嬉しいです。ありがとうございます。

今日も手術なさってくれた方、手術に関わってくれたスタッフに感謝です。

 

 

 

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