乳がん術後再建:エキスパンダー抜去+脂肪注入:異物を使わず乳房再建

今日は乳がん術後の乳房再建の手術でした。

モニター様は41歳。約2年前に右の乳がんにより乳腺全摘出術(乳輪、乳頭温存。皮膚一部切除)+同時の乳房インプラント(生理食塩水エキスパンダー300㏄)挿入の手術済み。

最近乳房がペコペコしてきて、バッグを触れるようになったため来院。

異物による再建は望まないという事で、当院にてインプラント摘出と同時の脂肪注入を希望にて来院なさいました。

1回で今の大きさをキープするのは困難だが2回の脂肪注入を目処に右のインプラント摘出と同時に乳房再建手術手術を行う事にしました。

まずは術前(右胸=向かって左が乳房インプラント。左胸=向かって右側はご自身の乳房)

そしてバッグ(インプラント:エキスパンダー)摘出時の状態が下です。

肋骨が浮き出るくらいの状態です。

そして術直後

1回の手術でここまで再建することが出来ました。脂肪の一部は吸収されますので、次回の注入で大きさを調節する予定です。

なお、点々に見えるのはリゴトミーと呼ばれる傷跡や瘢痕の癒着をはがす操作の跡です。これは後にきれいに消えます。

下が出したエキスパンダー(乳房インプラント)です。(水が紫なのはピオクタニンという色素を入れていたものと思われます)

1回でここまで再建できたので、2回目で完成を目指します。

ご本人は、ペコペコの胸が柔らかく温かい胸になって、とても喜んでいらっしゃいました。

また経過を追ってブログで紹介しますね。

今日も手術をなさって下さった方々、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。