豊胸しこり外来

今日は福岡で他院しこり除去と同時のコンデンスリッチファット、そしてベイザーリポの手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。

先日の研究会(講演)でも話題になったしこりの話です。(こちらのブログも参照ください)

 

どうしたらしこりが出来ないか。逆に言えば、どうして大きなしこりが出来てしまうのか?・・・こんなことをずっと考え、試行錯誤しながら実践してるのが私の仕事(ライフワーク)です。

カウンセリング(外来)をしていると、頻繁に“他院でコンデンスリッチ豊胸をしたのですが、大きなしこりになってしましました。コンデンスリッチ豊胸はしこりにならいのでしょう?”という質問を多く受けます。この質問に対して、私は”コンデンスリッチファットはとても優れた脂肪ですが、(CRFでも脂肪幹細胞注入法でも) どんなに良い脂肪を使っても、注入技術が悪いと、大きなしこりになってしまいます。” とハッキリ言い切ります。

最先端の医学的な考えでは、直径2.4mm(半径1.2mm)以上のヌードル状(または米粒状)の脂肪は生き残らないことが分かっています。

そもそも血管を伴わない脂肪(+脂肪幹細胞)を注入するのですから、塊で注入すれば生き残る訳がありません。注入された脂肪(や脂肪幹細胞)は周りの組織から酸素などの栄養素をもらって生き延びるのです。分かりやすく言い換えると、狭い範囲にいっぱい脂肪細胞や脂肪幹細胞があっても酸素不足で窒息して生き残らない様な感じです。

今日除去した(他院)しこりは直径10センチ程度でした。上記、“mm”の話をしているのに10“cm”!!です。辛かったでしょうね。

今日の手術は、しこり内容物をベイザーで壊し、吸引して(つぶすだけではダメです)しこりを完全に無くして、しこりとなっていた場所以外に細かく分散して脂肪を注入しています(私の場合、少なくとも1ccを10センチ以上のヌードル状にして注入)。
硬い胸が柔らかく自然に大きな胸になる仕上がりが楽しみです。

なお、今日は実際に注入するカニューレ(細い管)や注入のコツも踏まえた動画を紹介します。

 

いかがでしょうか?正直、上記の様に、たった1ccを10cm以上のヌードル(麺)状にして注入するのには手間暇もかかりますし、テクニックも必要になります。ただ、これを守らないとしこりが出来てしまうのであれば、面倒だろうが手間がかかろうが、私はしこりが出来ず、かつ定着が良い方法を選びます。

今日も手術をなさって下さった方、そして、手術に携わってくれたスタッフに感謝です。