シリコンバッグ外来

今日はベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)、そして生理食塩水バッグ抜去の手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。

最近、乳房インプラント(バッグ)の抜去、もしくはバッグの抜去と同時のコンデンスリッチ豊胸の手術を頻繁に行いますが、理由は様々です。

①感触②破損③形の不自然さ④変形⑤硬さ⑥左右の違い⑦痛みなどです。

今日は上記③形の不自然さの中の、ダブルバブル変形(Double-Bubble Deformity)と呼ばれる変形に関しての治療法がPlastic Reconstructive Surgery (PRS.:信頼のおける形成外科、美容外科誌)に掲載されていたので紹介と共に私たちの改善法も紹介したいと思います。

ダブルバブル変形(Double-Bubble Deformity)とはバッグが乳房下縁から逸脱して段差(段々)になっているものです。よって“ダブルバブル”と名付けられています。

原因は様々でバッグが大胸筋下でも乳腺下でも起き得ます。

上記論文では形態学的に乳房下縁の位置がダブルバブルになり易いかどうか(乳頭の位置と実際の乳房下縁の長さなど)、バッグが乳腺下か大胸筋下か、皮下組織が十分にあるかどうか、で手術方針を決定しています。

また、解剖学的な乳房下縁の(病理)組織像など、私が頻繁に行うバッグ取出しと同時のコンデンスリッチ豊胸の際にも役立つ知識が山盛りでした。

こういった文献がネットでも(基本は有料、最近は無料も多い)簡単に得られる時代になってきました。

こんな(いつでもどこでも学べる)環境って嬉しいですね。

今日も手術なさって下さった方、そして手術に携わってくれたスタッフに感謝です。

 

文献

  • 1)Neal Handel, The Double-Bouble Deformity: Cause, Prevention, and Treatment. Plast. Reconstr. Surg. 2013;132:1434-1443