豊胸脂肪注入のしこり

豊胸しこり外来

今日は他院施術のしこり除去と同時のコンデンスリッチ豊胸、そして、バッグ(乳房インプラント)抜去と同時のコンデンスリッチ豊胸の手術でした。手術は問題なく終わっています。お疲れ様でした。

最近当院では、他院での豊胸脂肪注入後のしこり相談(しこり外来)も受けています。もちろんその除去の手術も行います。ただ、一度大きなしこりができると、正直その除去が簡単にできるかどうか?というと、答えはNOです。つまり、しこり外来に来ていただいた方でも石灰化が著明な場合や、充実性(被膜が無い)しこりの場合、除去のための問題(傷)や除去後の再発も起こり得ます。

しこりを取るには

①切除(傷が大きいです)②穿刺や吸引(時にはベイザーも用いる)・・・傷は無く、針穴だけ(それも皺に沿ったもの)ですので全く目立ちません。

のどちらかの処置が必要になります。

そうなると、脂肪注入後のしこりは良性(癌ではない)ですから、わざわざ①切るまでは・・・というのが私の本音です。

しかし、実際(しこり)外来をしていると、②の穿刺や吸引では処置しきれないほど(大きく)石灰化して硬いものも、(大きく)充実性で硬いもの、とエコー判断される場合も多く見受けられます。

豊胸という美容的な手術を目的としたのに、大きなしこりに悩ませられる。・・・辛いに決まっています。

では、しこりの最も大きな要因は何か?・・・・それは、A:脂肪注入の脂肪の質 B:脂肪注入のテクニック・・・この二つに尽きます。

A:脂肪の質は近年飛躍的に向上しました。その代表的なものはコンデンスリッチファット(CRF)や脂肪幹細胞注入(CAL)です。(・・・・時にコンデンスリッチ豊胸と言いながらコンデンスリッチ豊胸のシリンジを正しく使っていない(正規のプロセスではない)場合や、脂肪幹細胞注入(CAL)と言いながらもいい加減だったリする場合もある様です。・・・常識では考えにくいですが、実際はそういったこともあると耳にします)

しかし、どんなに脂肪の質が良くても、B:注入技術が上手くないと、それは”大きなしこり”になってしまいます。よって、いかに多層に分散して万遍なく注入できるかが大きなポイントになってきます。

私たち、外科医(美容外科医)に求められるのは上質の結果のみです。少なくとも、どうしたらより良い結果が出て、合併症(トラブル)が少ないかを常に念頭に置いて、常に精進し続ける責任があると思っています。

今日も手術をなさって下さった方、そして手術に関わってくれたスタッフに感謝です。