マイクロCRFの作用

マイクロCRF

今日はベイザーリポ(ベイザー脂肪吸引)、マイクロCRFによるシワの治療、そしてバッグ取出しと同時のコンデンスリッチ豊胸でした。

今日はマイクロCRFの効果についてお話しします。

今までシワや肌質の改善として多くのフィラー(注入剤)が開発されてきました。実際私も、ほぼ全てと言えるくらい、たくさんの種類の注入剤を用いてきました。

その中で、総合的にはマイクロCRFが最も適していると思っています。

何と言ってもその滑らかさです。30Gという極細の針(つまり出血もほとんどない:例えば長持ちタイプのヒアルロン酸はもっと太い針でないと注入できないことがほとんどです)で、狙ったシワの直下にも注入できるからです。

今までのヒアルロン酸やコラーゲンは皮膚直下に注入すると白く盛り上がって、逆に瘢痕となるケースも見受けられました。それがマイクロCRFは全て自分の脂肪組織でできた注入物、かつ、生き生きとした脂肪細胞と脂肪幹細胞、コラーゲンにヒアルロン酸、そして成長因子(細胞外マトリックスと言います)を含んでいます。つまり、今までの凹んだところに入れて盛り上げるだけでなく、自分自身で若返りの要素を持っている事、また、定着して長期間の効果が得られるなど、今までにはなかったことなど、メリットがたくさんあります。

おそらく唯一のデメリットと言えば、脂肪採取が必要な事ですが、要らない場所の脂肪(例えば下腹部)の脂肪が多少減ってくれるのは、逆にメリットと思っていただけることの方が多いです。・・・たまたま当院は脂肪吸引(採取)、注入に関して専門に行っていますので、脂肪採取部位のトラブルはまずないと考えていただいて構いません。

今では脂肪幹細胞(単位体積当たり)を多く含むコンデンスリッチファット(CRF)は、脂肪での盛り上げ(凹みの修正や豊胸などボリュームアップ)だけでなく、肌質の改善や瘢痕組織の改善、バッグのカプセル拘縮の改善など多岐にわたるメリットが続々報告されています。

ボリュームアップだけでなく、様々な効果が期待される脂肪注入(マイクロCRF,コンデンスリッチファット)にはこれからも注目ですね。

今日も手術をなさって下さった方、そして手術に携わってくれたスタッフに感謝です。

 

文献

  • 1) 吉村浩太郎. 形成外科 増刊号 2011;vol.54:s255-s264
  • 2)Yang H, Lee H. Successful Use of Squeezed Fat Grafts to Correct a Breast Affected by Poland Syndrome. Aesth Plast Surg. 2010; DOI 10.1007/s00266-010-9601-z